The Society of Management Research for the Social Welfare Foundations |
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創設より半世紀以上に渡り様々な社会問題に取り組んできた社会福祉法人は大きな転換期にあります。私たちはその新たな時代に対応した福祉法人経営の在り方を探究し、我が国における社会福祉事業等の経営に関する学術研究の発展を図りたいという強い思いから、昨年11月1日に福祉法人経営学会を設立致しました。
社会福祉法人には、公益的な福祉サービスを提供するという性質から人間の尊厳と諸権利を守り、安心して生きられる社会を作るという使命が存在します。
この使命を全うしつつ、永劫的に持続可能な経営を我々は追及し、本会会員の皆さまにご提示したいと考えております。
社会福祉法人を経営する上では多くの壁が立ちはだかっております。その壁の向こうに社会福祉経営の未来の姿があるという思いを胸に、私どもは一つ一つその壁を超えて行こうとしております。
初めに申し上げましたように、社会福祉法人は大きな転換期の中にありますが、国の審議会において、去る平成27年2月12日には経営における具体的な道筋が示されております。
私どもは、こうした動向を踏まえて、社会福祉の経営管理、多角的な連携も視野に入れた経営戦略、福祉教育・研修事業、関連情報の提供及び調査研究、福祉経営に関する研究成果の発表を行います。
これらの活動により、わが国における社会福祉及び関連事業の経営に関する学術研究の発展が図られることと考えております。
福祉法人経営学会活動を通じ、社会貢献を目指す私どもの設立趣意に賛同してくださる方々のご参加を心よりお待ちしております。
当学会設立の目的は、社会福祉事業の経営に関心を有する者が、21世紀の新しい時代に対応した福祉法人経営の在り方等を探求し、福祉経営の情報提供、調査研究及び企画開発を推進し、もって、わが国における社会福祉事業等の経営に関する学術研究の発展を図ることにある。
きわめて公益的な福祉サービスを提供する社会福祉法人経営には、人間の尊厳の維持と人権の擁護、援助を必要とする人々の諸権利を守り、安心して生きられる社会への貢献という社会的使命が存在する。また、個々のサービス提供者は孤立して存在しているのではなく、地域に対する責任を果たし、全体社会からの付託に応ずる必要がある。さらに、厳しい時代状況に対して、持続可能な福祉法人経営を図る戦略的課題を追及するべきである。
こうした重大な使命をになう社会福祉事業及びその他の社会事業の進展に対し、福祉法人経営学会活動を通じての積極的社会貢献を目指す私どもの設立趣意に賛同する方々の積極的参加を期待している。
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